3月末をもって、青稲舎がクローズ、次のステージへと向かうことになりました!
まずはこれまでサポートしてくださった皆様にお礼をお伝えしたいと思います。
ありがとうございます。3月末の最終営業も、ぜひ遊びに来てくださると嬉しいです。
餞には少し早く、拙い文章ですが、
これを読んで最後の営業に足を運んでくださる方がお一人でもいたら、と思い机に向かいます。
お店が「閉店」、サービスが「終了」と聞くと、印象としては残念だったり、
寂しかったりするのが一般的だと思いますが、店主からその連絡を受けた時にもった感情は、いたって「普通」でした。
「お、そうなんだ」といつも通りの感じで返事をした気がします。
青稲舎の店主こと有川氏は、出会った頃から色々なことに興味を持っていて、
お店も期間限定でやってみたいな、という話でした。
お店を持ちながら、一方では茅葺き職人として働いていたり、
多才でいろいろなことが入り組んでいるのが彼の生き方、という感じがしていました。
なので、此度のジョブチェンジはすごく普通というか、流れに沿っているというか、
へ〜そうなんだ、という感じでした。いい意味で。
(彼の新天地は、よかったら直接聞いてみてください。とても素敵なところだと聞いています。)
荷詩樹家としても、もともとこの建物が自分たちのものではなく、
顔も名前も知らない代々の人たちが使ってきたものを、引き継がせもらっている形です。
今は我々が使っていますが、この先何十年か経てばまた別の人が使うだろうし、
みんなが大きな流れの中の一部であり、点であり、繋ぎの存在であるとも思っています。
なので、荷詩樹家の成り立ちとしてもこの継承は自然なものですし、
店主がお店の立ち上げ、経営を経て、新しくやりたいことにたどり着いたのであれば、
すごく嬉しいことだと思います。
青稲舎が打ってくれた点を、これからもとても大切にしていきたいと思っています。
最後の営業はInstagramで告知されます。
何度も来てくださった方も、これが初めまして、になる方も、
足を運んでいただけたら、青稲舎の空気を感じていただけたら嬉しいです。
青稲舎というお店が荷詩樹家で始まってくれたこと、
たくさんの友人たちが手をかけて一緒に空間を作ってくれたこと、
とても、感謝でいっぱいです。